紹介病院

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下記の調査はNPO法人日本移植者協議会が平成14年8月に調査したデーターと記述です、このNPOは臓器移植を受けた方の全国組織で世界移植者スポーツ大会を主催するなど積極的に社会貢献活動している団体です、アンケートの回答者は比較的元気な方が多いこと、日本国内で移植された方が中心と思われるので、多少差し引いて考える必要はあるかと思います。

〔腎臓移植を受けた人の意識〕 (2002年8月実施:回答者のうち腎臓移植者458人)

透析患者の中から腎臓移植に踏み切った人たちは、どう感じているでしょうか。

表1.腎臓移植を受けた人の移植に対する気持ち(回答425)

移植を受けてよかった97.2%
移植を受けないほうがよかった0.2%
どちらともいえない2.6%

表2.腎臓移植を受けた人の受けてよかった理由(回答412、複数回答)

透析を受けなくてもよい71.4%
食事・水分の制限がない 68.9%
健常者と同じ生活ができる 63.6%
時間の制約がない60.7%
移植後体調がよい57%
生きる喜びがある49.3%
社会復帰ができた36.9%

 腎臓移植を受けてよかったという人は97%に達しています。その理由としては、「透析を受けなくてもよい」がもっとも多く、腎臓移植の効果はここに集約されます。
「食事・水分の制限がない」、「時間の制約がない」も透析から解放されることに伴います。

表3.腎臓移植後の健康状態(回答418)

まったく健康5011.8%
ほぼ健康25661.3%
どちらともいえない/td>7217.3%
体調が悪い358.4%
体調が非常に悪い51.2%

表4.腎臓移植を受けた人の透析中の体調(回答422)

よかった8319.7%
普通20047.4%
悪かった/td>11627.5%
非常に悪かった235.5%

表5.移植後の社会復帰の状態(回答416)

健常者とほとんど変わらない16138.6%
健常者には劣るがほぼ普通の生活21551.6%
どちらともいえない122.9%
あまり社会復帰しているとはいえない2048%
ほとんど家もしくは病院にいる92.2%

移植を受けた後の健康状態は、「まったく健康」、「ほぼ健康」の人が計73%、「体調が悪い」と「体調が非常に悪い」という人は合わせて9.6 %です。同じ人たちの透析中の体調は、「悪かった」と「非常に悪かった」の合計が33%となっています。
移植後に「体調が悪い」「非常に悪い」と答えた40人の理由として、合併症、合併症以外の病気、拒絶反応があげられ、うち透析に戻った人が2人、まもなく透析に戻るという人が5人いました。
移植は100%の人で成功するわけではありませんが、大多数の人は体調もよく、普通の生活に戻っていることが分かります。
末期腎不全の治療法として、本来、透析と腎臓移植は2つの選択肢です。クオリティ・オブ・ライフの点では透析より移植のほうがすぐれており、欧米先進国では腎臓移植は通常の医療として位置づけられています。しかし、日本では死体腎移植を受ける機会があまりに少ないため、多くの人にとって腎臓移植を治療の選択肢と考えられない状況になっています。
1995年の日本腎臓移植ネットワーク発足、1997年の臓器移植法施行による脳死臓器移植の解禁、日本臓器移植ネットワークの発足と一連の法制度整備を経て、日本での移植医療の発展が期待されましたが、現実には臓器提供は非常に少ないままです。
社会に臓器移植への理解が浸透して臓器提供が増え、腎臓移植がより普通の医療になることが望まれますが、それまで待てない人にとっては、生体腎移植がひとつの解決となっているのが現実です。

★ もっと詳しく知りたい方は「移植と透析」http://www.medi-net.or.jp/tcnet/dtx/006.html参照して下さい。